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地質・環境
技術研究所

未来のために

わたしたちが
今できることを
一緒に考えませんか?

About

地質・環境技術研究所とは?

近年、地球環境の変化により自然災害が多く発生しています。

自分たちの住んでいる地域がどのような地盤で、どのような自然災害リスクを持っているかを知ることは、自分や家族の命を守るためにも非常に重要です。しかし、市民のみなさんが現在そのような情報を知る機会がほとんどありません。

そこで、私たちが有している知識や技術を駆使して、市民のみなさんや地元の企業からの声を取り上げ、地域が抱える問題や課題を解決するような支援を行っていきます。

また、その活動を通して、「地質学を学ぶことの重要性」も伝えていきたいと考えております。そして、学生(学)地域の企業(産)行政(官)市民(民)が協働して、様々なことに取り組めるような支援事業を実施し、よりよい地域社会づくりに貢献してまいります。


Contents

事業内容
日本の地質技術の発展と
地質学の普及
  • 民間企業や市民などを対象としたコンサルティング事業
  • 技術者および市民向けの講演会の実施(地質学や環境科学、SDGsに関連する内容など)
  • 若い世代(中高生)向けのセミナーやワークショップの実施
  • ジオパークのジオガイド教育プログラムの実施やジオサイトの地質調査など
人材交流の支援
  • 民間企業の海外進出のサポート事業
  • 大学の海外実習の支援事業
国際的な人材育成
  • 技術者への指導・教育
  • 大学生のインターンシップの実施
  • 東南アジアの大学生の日本企業への就職支援
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Geo-News

地質などに関する時事ニュースを紹介します!

11月30日(土)開催
2024年度 地質技術者と行く 身近な地質体験ツアー
参加者募集!!

昨年、天候不順により実施できなかったツアーを開催します。
日本最大級の断層「中央構造線」を間近に観察してみませんか?
地質のプロである地質技術者が分かりやすく解説します。
申し込みはチラシのQRコードもしくは下記の申し込みボタンから受付中♪

「ジオドクター通信 特別号」(2024年9月発刊)しました!

2024年8月8日に発生した日向灘地震から1ヶ月。
地質技術者(ジオドクター)が地震のメカニズムや今回初めて発表された「南海トラフ地震臨時情報」について、 わかりやすく解説したものをまとめました。日頃から地震や災害への備えをしっかりしておきましょう!

新しい取り組みを始めました!

地質・環境技術研究所では、
インドネシア・ゴロンタロ州の環境問題や社会問題解決の支援の一環として、カラウォの販売を行っています。

※詳しくは団体HP内の「Service」で紹介しています。
注文申込も受付しておりますので、ぜひご覧ください
            ↓↓

「ジオドクター通信 Vol.4」(2024年2月発刊)しました!

ジオドクター通信VOL.4が発刊となりました!
今回も最新の時事ニュースの記事を掲載しています!
今回が2023年度の最終刊となりました。
これまで購読いただき、誠にありがとうございました!
今後も定期的に発行予定です。
どうぞお楽しみに♪

!!参加者募集!!
2023年度 第2回 地質技術者(Geo Doctor)による
オンラインセミナーの開催 
(1月28日開催)

Zoomミーティングを使用したオンラインセミナーです!
愛媛県以外の方もご参加いただけます!
多くの方のご参加お待ちしております🔨
申込方法:ちらしのQRコード
もしくは申込フォーム https://forms.gle/mpqZvpqz8avL4qGE7

申込〆切:2024年1月22日(月)

12月17日(日)開催
第2回地質技術者と行く 身近な地質体験ツアーの参加者募集!!

日本最大級の断層「中央構造線」を間近に観察してみませんか?
地質のプロである地質技術者が分かりやすく解説します。
申し込みはチラシのQRコードもしくは下記の申し込みボタンから受付中♪

「ジオドクター通信 Vol.3」(2023年11月発刊)しました!

ジオドクター通信VOL.3が発刊となりました!
今回も生活に役立つ情報が盛りだくさん!イベント情報も掲載しています。
イベントの申込はちらしのQRコードもしくはHPよりできます。
松山市内の公共施設などで配布予定です。
(次回は2024年2月上旬発刊予定です)。

10月29日(日)開催
第1回地質技術者と行く 身近な地質体験ツアーの参加者募集!!

愛媛県民にとって親しみのある『松山城』
今回のツアーでは「地質」というキーワードで松山城周辺を歩きます。
地質のプロである地質技術者と一緒にひと味違った松山城の魅力を探してみませんか?
申し込みはチラシのQRコードもしくは下記の申し込みボタンから受付中♪

「ジオドクター通信 Vol.2」(2023年9月発刊)しました!

ジオドクター通信VOL.2が発刊となりました!
今回も生活に役立つ情報が盛りだくさん!イベント情報も掲載しています。
イベントの申込はちらしのQRコードよりできます。
松山市内の公共施設などで配布予定です。
(次回は12月上旬発刊予定です)

「2023.9.08 モロッコでM6.8の地震発生」
(2023年9月11日配信)

 USGS(アメリカ地質調査所)によれば、モロッコで2023年9月8日の22時11分02秒(現地時間)にM6.8の地震が発生した。現時点で、死者は2000人以上に上っており、多くの建物に被害が出ている。
 震源は観光地としても有名な歴史都市であるMarrakech (マラケシュ)から約80 km南西のアトラス山脈の山麓であり、震源深さは約26 kmと推定されている。モロッコ北部はアフリカプレートとユーラシアプレートとの境界に近いため、この地域にはたくさんの活断層が分布している。今回の地震もこれらの活断層の中の一つの逆断層(岩盤同士が押し合い、片方の岩盤がもう片方の岩盤に載り上げるタイプの断層)が活動することで引き起こされたと考えられる。(文責:I .M.)

写真参照:ユニセフ https://www.unicef.or.jp/news/2023/0149.html

!!参加者募集!!
2023年度 第1回 地質技術者(Geo Doctor)による
オンラインセミナーの開催 
(9月30日開催)

Zoomミーティングを使用したオンラインセミナーです!
愛媛県以外の方もご参加いただけます!
多くの方のご参加お待ちしております🔨
申込方法:ちらしのQRコード
もしくは申込フォーム https://forms.gle/CqG6XMXctYrZ5BJF6

申込〆切:2023年9月25日(月)

「2023.7.21 中国の大深度ボーリング探査」 
 (8月24日配信)

 CNNによれば、中国が天然資源探査(主に石油,ガス)の一環として2本の10,000 mを超える大深度ボーリング探査に着手しました。大深度ボーリングは、中国西南部に位置する四川盆地(予定掘進長10,520 m)と中国西部のタリム盆地(予定掘進長11,100 m)で掘削中です。これまでの大深度ボーリング探査の最深度記録はソビエト連邦(現ロシア連邦)がコラ半島で掘削した12,262 mです。
 今回の中国による大深度ボーリング探査はこのコラ半島での掘削に匹敵します。
(文責:I .M.)

参照資料:2023年7月21日CNNニュースhttps://edition.cnn.com/2023/07/21/china/china-second-superdeep-borehole-intl-hnk/index.html 

「2023.6.30 富士山の新たな噴火記録の発見」
(8月23日配信)

 東京大学海洋研究所は山中湖の湖底等から採取した堆積物を詳細に分析し、過去8000年間の富士山の噴火記録復元を試みました。その結果,富士山北東麓では5050年前から3900年前にかけての約1000年の間に、これまでに報告されていない噴火が少なくとも6回発生していたことが明らかとなりました。
この成果は富士山の火山活動の再評価につながり、火山防災学上の重要な新知見となるでしょう。(文責:I.M.)

写真参照:山中湖から望む富士山
(https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/research/news/2023/20230630.html)

2023年度(令和5年)の新たな試み
「ジオドクター通信 Vol.1」(2023年7月発刊)しました! 

🌏地球のお医者さんこと、ジオドクター(地質技術者)が地質や自然などに関する時事ニュースを写真や資料などを用いて、分かりやすく解説します🎵市民のみなさんに馴染みのある、また世間で話題になっているテーマを選び、子供から大人の方が「地質学の面白さや楽しさ」を感じてもらえるような情報誌にしたいと思います‼︎

こちらは市内の公共施設などで配布予定です♪
※次回号は9月発刊の予定です🗓️

「2023.2.20 トルコの地震で形成された巨大な裂け目?」
(2月24日発信)

 今回の地震では,揺れによる建物被害に注目が集まっていますが,地表にも多くの傷跡を残しました。
 産総研によれば,最初のM7.8(2023.2.6日発生)の地震で約250kmに渡って断層が活動しました。この地震による断層の破壊範囲は,これまでに記録にある断層破壊長の中でも最も長大な破壊長の一つです。そして,その最初の地震の約9時間後に発生したM7.5の地震では約130kmに渡って断層が活動しました。この地震による断層破壊長も非常に長大です。これらの断層活動の痕跡は亀裂の連続として地表に現れているので,“トルコ”“地震”“地割れ”などで画像検索すると,その直線的に連続する亀裂の産状をたくさん確認することができます。
 一方で,その写真の中に他の亀裂とは全く様相の異なる大きな谷の写真が目にとまると思います。その谷はオリーブ畑に形成されたのもので,幅300mで深さ40mに達する巨大なものです。当初,この巨大な谷も断層の亀裂の一種と考えられましたが,どうやらそうではないようです。東北大学の遠田教授によれば,この巨大な谷は,断層の活動と揺れに伴い形成された“地すべり”の一種である可能性が高いとのことです。“地すべり”といえば,豪雨の時などに発生すると考えられがちですが,実は地震の発生時にも発生する事がこれまでにも知られています。
文責:I.M.

写真参照:https://www.reddit.com/r/interestingasfuck/comments/10ytwdb/the_earthquake_in_turkey_was_so_strong_that_it/

「2023.2.17 トルコの地震で起きた“パンケーキクラッシュ”」
(2月24日発信)

今回の地震では,“パンケーキクラッシュ”と呼ばれる建物崩壊がたくさん発生しました。“パンケーキクラッシュ”とは,建物の各階が重なる様に崩壊して隙間無く積み重なる現象です。この現象は数秒で起こりますので,建物内の人には逃げる時間も空間もないので,生存率が非常に低くなります。
 この現象は,当然ですが,柱や梁の強度が低い建物で起きやすくなります。さらには,柱だけで支える吹き抜けやピロティなどの構造を持つ建物でも発生しやすいと考えられています。日本でも,神戸を襲った1995年の阪神大震災でパンケーキクラッシュが発生しました。しかし,その後の建築基準の見直しで,現在では今回の地震で見られた様なパンケーキクラッシュが日本で発生する可能性は高くないと考えられています。
 現在,トルコには,日本と同等の厳しい耐震基準があります。しかし,基準があっても全ての建物がその基準に沿って補強されているわけではありません。基準が厳しくなる前に建築された建物については,多くの場合,継続して使用することが許される制度がどこにでもあります。“いつ”くるか誰にも分からない地震の被害のために多額の費用を用いて補強するということは多くの人々の日々の生活の中で最重要課題ではないということでしょう。このことは全世界共通の問題で,当然日本にもあてはまります。
文責:I.M.

写真の参照:https://mbp-japan.com/osaka/oado/column/5129527/

「2023.2.06 トルコでM7.8の地震発生」
(2月7日発信)

USGS(米国地質調査所)によれば,トルコ南部で2023年2月6日午前10時頃にマグニチュード7.8の地震が発生した。この地震でこれまでに4300人を越える死者がでている。震源深さは17.9 km程度と浅く,活断層の活動による直下型地震であると考えられる。

 今回の地震の発生域は,アナトリアプレート,アラビアプレート,およびアフリカプレートの3つのプレートが接する領域であり,今回の地震は,アナトリアプレートとアラビアプレートを境する東アナトリア断層の左横ずれ運動で引き起こされたと推察される。なお,この断層では,歴史的にもたくさんの地震が発生しており,近年では2020年にマグニチュード6.7の地震が発生し,甚大な被害が出ている。

 トルコは日本と同様に地震大国である。今回活動した東アナトリア断層以外にトルコ北部を東西に走る長大な北アナトリア断層の存在が知られている。北アナトリア断層でも1999年にマグニチュード7.6の地震が発生しており,約17000人の死者が出ている。
文責:I.M.

!!参加者募集!!
第2回 地質技術者(Geo Doctor)による
オンラインセミナーの開催 
(1月21日開催)

Zoomミーティングを使用したオンラインセミナーです!
愛媛県以外の方もご参加いただけます!
多くの方のご参加お待ちしております🔨
申込方法:ちらしのQRコード
もしくは申込フォーム https://forms.gle/emNjBZcEWoCvescK8 

申込〆切:2023年1月16日(月)

!!参加者募集!!
第1回 地質技術者(Geo Doctor)による
オンラインセミナーの開催 
(12月10日開催)


Zoomミーティングを使用したオンラインセミナーです!
愛媛県以外の方もご参加いただけます!
多くの方のご参加お待ちしております🔨
申込方法:ちらしのQRコード
もしくは申込フォーム https://forms.gle/dVasFHLoi8d1KqaQ9

申込〆切:11月30日(水)

11月26日開催バスツアー申込受付終了!

募集しておりましたバスツアーに、多数の申込をいただき、ありがとうございました。
後日、バスツアーの様子はHP,SNSで報告します!
来月、第1回オンラインセミナーを実施いたします!
多くの方のご参加をお待ちしています。

!!参加者募集!!
第2弾 地質技術者の仕事 行って見て知るバスツアー 
(11月26日開催)

今回のバスツアーは「愛媛県内在住であれば、どなたでも」参加OKです。
※小学生以下の方は保護者等の同伴が必要です。
多くの方のご参加お待ちしております🔨
申込方法:ちらしのQRコード
もしくは申込フォームhttps://forms.gle/iNM4EM1rFA6UXTZ4A

申込〆切:11月20日(日)

9月17日開催バスツアー申込受付終了!

募集しておりましたバスツアーに、多数の申込をいただき、ありがとうございました。
後日、バスツアーの様子はHP,SNSで報告します!
また、バスツアー第2弾、オンラインセミナー等を今年度実施する予定です。
多くの方のご参加をお待ちしています。

「2022.9.5 中国四川でM6.6の地震発生」
(2022.9.6配信)

CNNによれば,中国の四川省で9月5日午後1時頃にマグニチュード6.6の地震が発生した.この地震でこれまでに46人が亡くなっている.
震源深さは10 km程度と浅く,活断層の活動による直下型地震であると考えられる.この地域には多数の活断層が密集して分布しており,今回もその一部の断層が活動したものと思われる.2008年には,この断層の1つである龍門山断層が活動し,約90000人の死者が出ている.
文責:I.M

「2022.9.2 パキスタンの大洪水」
(2022.9.5配信)

パキスタンでは大規模な洪水の発生により国土の1/3が水没したと推定されている.この洪水の発生には,この地域特有のモンスーンによる長雨が影響している.しかし,今年は気温が例年以上に高かったことも洪水の大きな要因となったようである.
パキスタンを流下する河川の多くはヒマラヤ山脈に分布する氷河を起源としている.今年は異常な高温状態と多雨のため,例年以上に氷河が溶け出したことで河川の水量が増加し,さらに天然に形成された多くの氷河湖が決壊することで多数の山津波が発生したことが大水害につながったようである.
文責: I.M

申込〆切延長しました!(9月11日まで)
「地質技術者の仕事 行って見て知るバスツアー」
(9月17日開催)

実際の現場で地質技術者から貴重な話を聞けるチャンスは
なかなかありません!!
地質(地学)を知らない方も大丈夫です!
高校生の皆さん(教員の方も)参加お待ちしています!!
一緒に学びましょう🔨

「2022.9/17(土)開催
地質技術者の仕事 行って見て知るバスツアー」
 高校生参加者募集中!

松山市内外の高校生を対象としたお仕事体験バスツアーを開催します。

◎引率の先生も参加可能です。
◎参加定員は「先着10名」です。参加費は無料です!
申込締切は 9月4日(日)まで

申込はちらしのQRコードを読み取り、必要事項をご入力ください。

多くの高校生のみなさんのご参加お待ちしています!

「2022.7.24 桜島の噴火」
(2022.7.26配信)

気象庁によれば,2022年7月24日20時05分に桜島で爆発があり,噴石が約2.5kmまで達した.この爆発現象を受け,気象庁は噴火警報を出し,噴火警戒レベルを3(入山規制)から5(避難)に引き上げた。

 桜島は,鹿児島湾(錦江湾)の中に浮かぶ島であったのが,大正3年(1914年) 年の噴火で流れた熔岩により大隅半島と陸続きとなりました。しかしもっとはるか昔の約29000年前までは,ここには湾(海)はありませんでした。約29000年前にこの付近にあった火山が大噴火を起こし,地下にたまっていた大量のマグマを放出しました。そのため,地下が空っぽになり,地表がへこんでしまいまた.このようにして出来た地形がカルデラ地形とよばれます.その後,そのへこみに海水が流れ込んで今の鹿児島湾が出来ました。そしてこのカルデラはまだ火山(カルデラ火山)として活きているということは知っておかなければなりません。桜島はこの大噴火を起こしたカルデラ火山の子供のようなものと考えても良いかもしれません。桜島は子供らしく,あまり我慢せず,時々小規模な噴火を繰り返し起こしています。一方で,カルデラ火山は大人らしく,深いところに静かに大きなマグマだまりを形成しつつあるようです。

 話は少し変わりますが,29000年前の噴火では,大量の火砕流が発生しました。その火砕流が積み重なった地層が“シラス台地”です。厚いところでは150m程の厚さがあり,鹿児島県から宮崎県まで広がっています。このシラスは雨で流れやすく,豪雨で度々土砂災害を起こします。このように地域ごとに地質の“特徴(あるいはクセ)”があり,その地質のクセが自然災害と密接に関係しています。地質屋はその地質のクセを見抜く力を持っていますので,全てではありませんが“どこで”,“どのような”自然災害が起こりやすいか,を予測する力も持っています。
文責:I.M

「2022.7.12 ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の
運用開始」(2022.7.19配信)

アメリカ航空宇宙局(NASA)は,2022年7月12日にジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が初めて撮影したフルカラー画像を公開した.この新しい望遠鏡は,1990年に地球の軌道に打ち上げられたハップル宇宙望遠鏡(HST)に代わるものとして昨年12月25に打ち上げられた後,半年間にわたって運用に関する準備が進められてきた.この望遠鏡による観測で,これまでのハップル宇宙望遠鏡(HST)では見えなかった星や銀河の細部が明らかにされることが期待されている.

我々地質屋は望遠鏡を使わないが,岩石の観察に顕微鏡を使用する.このニュースを聞いた時,学生時代に偏光顕微鏡や電子顕微鏡で岩石薄片を観察したときのことを思い出した.それぞれの顕微鏡では,それまでに見たことのない世界が見えるのだが,当時,それでも見えない部分が気になり,もっと細かくみたい,もっと細かい部分が見えないと何もわからない,という思考にとらわれたことがあった.宇宙ならなおさらかもしれない.ただ,そのような思いが科学者の研究への大きなモチベーションとなっていることは間違いないであろう.
文責: I.M

「2022.7.03 イタリアアルプスで氷河崩落」(2022.7.7配信)

CNNによれば,2022年7月4日イタリアアルプスのマルモラーダ山で氷河の崩落による「氷雪崩」が起き,少なくとも6人が死亡し,12人が行方不明の模様。マルモラーダ山はドロミテ山塊の最高峰で,山頂に向かうルート沿いで大きな氷の塊が崩壊した。現地は記録的な高温状態が続いており,山頂付近は約10℃前後に達していた。同時に,イタリア北部を流れるイタリアで,最も長い川(650km以上)であるポー川流域が干ばつに襲われており,深刻な水不足となっている。

同じような現象は他の地域でも起こっており,ヒマラヤでは約2000年間で形成された山頂付近の氷河が最近25年間で消失したとの報告もある。また,アフリカ最高峰のキリマンジャロ山の氷河も同様に近年減少傾向にあるようである。

これらの現象は,近年の地球温暖化と無関係ではないだろう。地球科学の専門家は,これまでにも地球が数多くの気候変動を経験してきたことを知っている。現在進行している気候変動がこのような自然の摂理によるものなのか?あるいは人的社会活動の影響なのか?あるいはその両方なのか?いずれにしても,この急速な気候変動に対し,“今できること”をしていくことが必要であろう。
文責: I.M.

「2022.6.26 熊本県南部で発生した地震」
(2022.6.30配信)

気象庁によれば,2022年6月26日21時44分頃に,熊本県熊本地方で地震が発生しました。地震規模を示すマグニチュード(Mj)は4.7(暫定値)で,熊本県美里町で最大震度5弱を記録しました。また,震源は八代市で震源深さは約9 kmと推定されています。この地震による被害の報告はないとのことです。しかし,揺れの大きかった美里町では町内全域を対象に避難指示が出されました。

今回の地震は東北東―西南西方に圧縮軸を持つ横ずれ断層型の地震です。これは約6年前の2016年熊本地震とほぼ同じ性質の地震です。また震源は2016年の熊本地震で一部が活動した日奈久断層の付近に位置しています。ただし,気象庁は6年以上経過していることからこの地震が2016年熊本地震の余震であるかの区別は難しいとしています。
文責:I.M.

「UNEPフォーラム2022」
(2022.6.24配信)

2022(令和4)年6月14日(火)14:00~16:00に、オンラインでUNEPフォーラム2022が開催されました。主催 は、国連環境計画(UNEP) および国連環境計画日本協会(日本UNEP協会)で、後援は外務省および環境省、協力は公益財団法人地球友の会です。当研究会の榊原正幸代表が、日本UNEP協会理事として、出席しました。プログラムは以下の通りです。

 
■プログラム

主催者よりご挨拶/鈴木基之 (日本UNEP協会代表理事)

環境省よりご挨拶/正田 寛 環境省地球環境審議官

外務省よりご挨拶/赤堀 毅 外務省地球規模課題審議官(大使)

UNEPよりビデオメッセージ


 I. 日本UNEP協会の活動――吉村皓一(日本UNEP協会事務局長)


II.UNEPの活動−UNEA-5.2、UNEP@50、Stockholm+50を振り返る

――大塚隆志(IGES戦略マネージメントオフィス ナレッジ・コミュニケーション ディレクター)


III.企画セッション

1. NPEC(環日本海環境協力センター)の活動

――寺内元基(NPEC主任研究員)

2. 企業の環境活動

・カネカ株式会社――福田竜司(Global Open Innovation企画部)

・栗田工業株式会社――本幡照文(経営管理本部WRC推進グループ)

3. 若者たちの取り組み

・My thoughts after reading "Making Peace with Nature"――白石菜絵(広尾学園高等学校)

・Stockholm+50に参加して――佐座槙苗(一般社団法人SWiTCH代表理事)

・海洋プラスチックごみから視える社会問題――愛媛大学社会共創学部環境デザイン学科 学生

「アフガニスタン地震」
(2022.6.24配信)

BBCによると、2022年6月22日現地時間午前1時30分にアフガニスタン東部で強い地震が発生しました。アメリカの地質調査所によると、震源はパキスタンとの国境に近いアフガニスタン東部のホスト州の州都ホストから約44キロの地点で、深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.9と推定されています(報道によっては、震源の深さは約51キロで、地震の規模を示すマグニチュードは6.1)。  
この地震によって、多数の家屋が破壊され、1,000人以上が死亡し、1,500人が負傷したと報道されています。住民によると、アフガニスタンの首都カブールとパキスタンの首都イスラマバードの両方で地震を感じたと報告されています。タリバン政権は、救助活動のための国際的な援助を呼びかけています。

文責:S. M.

Service

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Activity

活動実績
2021.05~2021.03
令和3年度松山市市民活動推進補助金を獲得し、事業を実施しました。
事業名「地質調査に関する映像教材の制作とウェブセミナー・インターンシップの開催」
2022.05~2023.03
令和4年度松山市市民活動推進補助金を獲得し、事業を実施。
事業名「地質技術者のお仕事体験バスツアー(高校生対象)および地質技術者によるオンラインセミナー(市民向け)の実施」
2022.06
ホームページを開設しました!
2023.05〜2024.03
令和5年度松山市市民活動推進補助金を獲得し、事業を実施。
事業名「中学生から参加できる身近な地質を体験するツアーやオンラインセミナーの実施および地質情報チラシの発行」
2024.04〜現在

令和6年度 事業を現在検討中。
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Colam

当団体が誇る”ジオドクター(地質技術者)”による
情報発信コーナー
『ジオ釣り』
地質が解ると魚が釣れる!
そんなことある?って思いますよね。
でも、地質と釣りってすごく関係があるんです。
このコーナーでは釣りバカの地質技術者が、
釣りと地質の関係について解説をします。

※詳しくは下記SNSからご覧ください!
『のりジオ』
美しい風景や変わった地形。その多くが地質と大きく関係しています。
そんな「地質スポット」を、公共交通機関(のりもの)を使っての行き方、楽しみ方を交えながらご紹介します。

※詳しくは下記SNSからご覧ください!
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事務所概要
事務所名 地質・環境技術研究所 (松山市NPO登録団体)
代表者 榊原 正幸
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